3Mix-MP法®とは・・・・ |
3Mix-MP®療法は、むし歯を削ったり歯髄(=歯の神経)を取るこれまでの歯科治療でもなく、歯を守る為に患者に過大な負担を強いる予防医療とも違い、生体の治る力を活かして病巣組織を修復する歯科医療です。
『たとえ感染組織であっても極力除去せず,生体レベルの修復を図る』という従来の歯科医術ではとんでもないが,医学の世界では当たり前の考え方です。
むし歯菌などの口腔内病巣に生息している全ての細菌を殺菌できる3Mixという薬剤(新潟大学 星野悦郎教授の研究)を用いて病巣無菌化に成功し、組織修復を実現しました。
それで、この治療法を病巣無菌化組織修復療法3Mix-MP®療法、略して『LSTR 3Mix-MP®療法』
通称 3Mix-MP法®と称しています。
|
1.ウ触の症例
|

|
2.感染根管治療(NIET)の症例 |

|
詳しくは、3Mix-MP法®オフィシャルページをご覧ください。
|
3Mix-MP法®の治療の特徴
|
1. 歯がぐらぐらで抜けそうでない限り、3Mix-MP法®の治療ができます。 |
2. 3Mix-MP法®の適応に、年齢、体調は関係ありません。 |
3. 麻酔注射は、必要ありません。(歯肉を切る症例は除く) |
4. 3Mix-MP法®に使用する薬剤にアレルギーがないか確かめて、薬を使います。 |
5. 3Mix-MP®の薬は、1回の治療で無菌化を実現します。 |
6. 歯冠修復(充填物,冠)は、接着技術を用います。 |
7. 歯を出来るだけ残す治療なので、抜髄、抜歯、抜歯後のインプラントから歯を救います。 |
しかし、3Mix-MP法®では、抗菌剤を使用することから、次のことを戒めています。
1. 従来の治療法でも十分治せる症例にむやみに使用してはならない。 |
2. 使用薬剤にアレルギーがある人には使用しない。 |
|
以上の記載内容は、
3Mix-MP法®をマスターした歯科医師(3Mix-MP法®指導医・専門医)において実現できるものです。
当医院は、専門医ではありませんが、3Mix-MP法®開発者の指導に基づき、医療を提供することをお誓い致します。 |
|
当医院の3Mix-MP法®の取り組み |
下記の表は、当医院の3Mix-MP法®に関する理解度を示すものです。
(自己申告の内容に基づき掲載しています。) |
症 例
|
当医院の対応可否
|
自分で3Mix-MP法®の治療の説明をする |
◎
|
自分で薬剤の調合をする |
◎
|
虫歯 C1(エナメル質が溶けた状態)の処置を行う |
◎
|
虫歯 C2(象牙質まで達した状態)の処置を行う |
◎
|
抜髄、断髄はしない |
○
|
歯冠歯髄Save療法 自発痛のある歯髄炎の歯髄を救済できる |
◎
|
根管があかない根尖病巣を消すことができる |
◎
|
歯周病の急性発作を投薬なしで治療できる |
◎
|
乳歯のPerを1回法で治療できる |
○
|
CR-Inlay直接法ができる |
◎
|
歯根膜穿孔歯を保存できる |
◎
|
歯根垂直性破折歯を保存できる |
○
|
妊婦、こどもでも行う |
◎
|
ウ喰の治療に麻酔は使わない |
○
|
凡例
|
|
◎
|
当院での症例も多く、すべての症例について対応可能。 |
○
|
すべての症例ではありません。 |
△
|
3Mix-MP法®によるセミナー、講習会を受けたが、まだマスターしていないため勉強中。 |
×
|
当医院では、3Mix-MP法®による治療経験が無く、従来法による治療を行う。 |
3Mix-MP®、3Mix-MP法®は、登録商標です。
3Mix-MP™、3Mix-MP法™、3Mix-MP療法™、LSTR 3Mix-MP療法™、はTM(商標)です。
3Mix-MP®、3Mix-MP™、3Mix-MP法®、3Mix-MP法™、3Mix-MP療法™、LSTR 3Mix-MP療法™に関するPriority(プライオリティ=先取権)は星野悦郎並びに宅重豊彦にあります。
3Mix-MP法の公式ホームページ http://3mix-mp.com/
|
|
当医院の症例 |
症例1 NIET |
 |
 |
◎患者 女性35歳
主訴: の頬側歯肉がボコボコしていて、咬合時違和感がある
|
・平成20年10月10日
の近心頬側にフィステルがあり、アクセサリーポイントを挿入してデンタルXrayを撮る。
近・遠心根の根尖周囲に病巣があり、近心根にはファイルの破折片が残っている。
|
・平成20年10月11日
FCK・コアーを除去して3Mix-MP® を貼薬。
|
・平成20年10月18日
フィステルはほとんど消失しているが、念の為、もう一度 3Mix-MP® を貼薬。
|
・平成20年10月21日
ADポストとコアー用レジンでコアー作製
|
・平成20年11月1日
FCK印象
|
・平成20年11月8日
FCKセット
|
|
経過 |
 |

・平成20年11月14日
口腔内写真、デンタルXrayを撮る。
フィステルは消失、レントゲン上の病巣は変化なし、しかし症状は無症状である。
|
|
 |
 |
・平成21年10月13日(術後1年)
口腔内写真、デンタルXrayを撮る。
フィステルは無し、レントゲン上の病巣は小さくなっている。臨床症状は無症状である。 |
|
症例2 Save Pulp |
患者: 女性40歳
初診: 平成22年1月14日
主訴: 拍動性疼痛のため、昨夜は眠れなかった。
現症: 冷水痛(++)、温熱痛(+)、自発痛(+)、咬合痛(-) |
|
 |
 |
Xray写真所見:
遠心隣接面の大きなカリエスがあるが、歯根膜腔の拡大や根尖部Xray透過像は無い。 |
診断:
カリエスの細菌が歯髄まで達していて、歯髄炎を起こしている。しかし、歯髄壊死には至っていない。
|
|
 |
 |
処置と経過
平成22年1月14日 |
口腔内写真とXray
麻酔をせずに遠心の遊離エナメル質を除去する。
EDTA液にて窩洞内面を60秒処理する
水洗、乾燥後標準調度の3Mix-MP® を貼薬する。
フジ\セメントにて密封。
|
平成22年1月21日 |
1月14日の後、速やかに痛みは消失して今に至る。
冷温水痛、咬合痛も無く無症状である。
口腔内写真とXray
麻酔をせずにDDインレーの形成を行い印象をとる。
|
平成22年1月28日 |
DDインレーをセットする。
|
|
 |
 |
平成23年2月28日(1年後) |
無症状で順調に経過している。
口腔内写真とXray |
|
|
|

登録承認番号0911FKO1016号
(2024年3月31日まで有効)
|