Q&A

Q:処理液B:使用法
処理液Bの使用方法を教えてください。
「 薄い皮膜を形成して止血する効果があります。使い方の注意として、タップリの量を使い、120秒後に弱い水銃で流すこと。また、強いエアーをかけると皮膜が壊れて再び出血します。 」とのことでしたが、弱い水銃ですと うまく薄い皮膜が作れないのですが 多少厚く残っても3Mix-MP をその上に置いて効果に差はないでしょうか?

A:3Mix-MPの効果に悪影響が有りますので、残留止血剤と3Mix-MPが触れないように配慮する必要があります。水銃で洗い流す場合、軟組織には残留してもかまわないし、再出血を危惧して弱い水銃で洗って下さい。硬組織は、再出血の心配はないのでシッカリ洗浄します。
直接覆髄法の場合は、硬組織も被うように3Mix-MPを使用すれば、歯髄上に止血剤が少し残留しても問題ありません。

Q:処理液B:使用方法
生活歯髄切断や直接覆髄時に止血処理後、軟化象牙質の消毒処理を順次行っている途中に再度出血してくることがありますが、そんな時はどのようにされていますか?
最初から順番に消毒をやり直さないといけないでしょうか?隣接面の歯肉からの出血も同様なことを時々体験します。効果的な止血処理の方法を教えてください。

A:止血剤(処理液B)は、皮膜を作って止血しますが、それが弱いので水銃で洗う時に再度出血することがあります。
生切、直接覆髄の時は、止血-ケミカルサージュリー、再度止血して、3Mix-MPを貼薬します。
歯肉からの出血の場合、綿球に処理液Bをつけて出血部位に置きます。この時、出血部位に綿球をおいといて、綿球に血液をしみ込ませ、綿球を取るやいなや処理液Bの綿球をおいてください。1〜2分したら綿球をとり、水銃でそーっと洗い流します。
洗い流す必要性はありますが、完全に除去する必要はありません。

 


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